SF小説設定資料 小惑星を掘り抜いて居住区としていた人々

 [SF設定資料] 小惑星を掘り抜いて居住区としていた人々

小惑星を掘り抜いて居住区としていた人々

 ガラム人(ガラモイ)は主としてアモの翼座方面で活動する部族集団。ガラモとはエリダ語で、ガラモイは岩の民を意味する言葉である。元来はガレプル系の小惑星帯で、小惑星を掘りぬいて居住区としていた人々をそう呼んでいたが、現代ではターカバ家に従う諸部族のことをさす。言語はエプシュリキ語派のエリダ語、あるいはエン(古)エリダ語が用いられている。次表に全部族が示されている。( )は部族母船。

 アクトト(サマク)、ブシュ(ルブカ、ポス)、ベロク(スノーバ、ブエキ)
 バルケイマ(タヘク)、ウリキ(バウルオーカ)、クリド(アリク)
 ケモ(ヴァス・エスベ)、ヤビ(ヤビ)、ダン(モーゴール)
 クグマ(ウールバータク)、ダマカ(モオトセヴァル)、マーモック(マクトカーベー)
 カダン(タグマリク)、ダローベン(ババル・ネカ)
 

大王となる家系

 ガレプル系のアクトト部族のターカバ家が世襲的に、全部族を束ねる大王を輩出している。6772年現在の大王はモロス・ターカバ、正妃はアラエニ。嫡子は長男ザフを筆頭に、王女ブロクネを挟んでタットケラマ、ドゥーグーと三人の男子を儲けている。かつては部族の代表が集結するタモク大祭において、票決によって大王を選出していた。しかし、6500年代に入ると、カロ・ザナデの「帝国」の台頭に脅威を感じた諸王はより強い統率力を求めて、タモク大祭で過半数の票をもって、アクトト部族ターカバ家直系男子に無期限の大王就任を認めた。この強力な権限を解除するには改めて過半数の票が必要となった。以降、大祭は政治的意味を失い、形式的なものとなる。当初からアクトト部族に敵対的であったセオネの三部族(クグマ、ラツァ、ケモア)は独自の連合(コルバクタン)を形成し、大王を牽制する。ターカバ家は王女チャテをクグマの王族に嫁がせるなどして懐柔を試みたが、連合がセオネで軍備の強化を推し進め、異民族と契約を結ぶなど、示威的な行動を繰り返したため、アクトトの血縁部族であるヴェスカとヤビをセオネ星系に派遣し、軍事的圧力を強めた。これに対し、クグマの王は王妃チャテを離縁し、ターカバ家に送り返したことで、対立は決定的なものとなる。
 

租税を納める氏族たち

 64の氏族が小惑星帯、惑星、衛星、軌道都市に定住し、租税を納めている。ガレブル系の小惑星帯に住むカムシやタロク、惑星メルードラのヤレンパタ地方に住むバローベン、カダク、ウリキ、ハッドが代表的な定住氏族で、彼らは主に工業生産の役割を担っている。残り11氏族(マデ、マリクなど)は特定の定住地を持たない人々である。彼らはエリダ語で「マカト・キカ(資源の流通者)」と呼ばれ、船団を組んで資源惑星を渡り、金属や鉱石を採掘し、定住地へ運んでくる。

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